高台からの観天望気

仙台の気象予報士yaviのブログ。天気の話しを中心にお伝えします。

体操

リオ五輪6 種目別終了

リオ五輪6

種目別決勝がすべて終了しました。平行棒に出場した加藤さんは15.233で7位でした。
加藤さんは、降り技を前方系の宙返りに変え、Dスコアを6.8に上げて臨んだものの、倒立姿勢の乱れなどでEスコアが思ったほど上がりませんでした。しかし、大きな乱れは無くうまくまとめて7位。立派です。
平行棒では、個人総合で内村さんと激闘を戦ったベルニャエフ選手が圧倒的な強さを見せ、16.041で1位。個人総合の銀に続き、金を獲得することができました。種目別4種目に残り、メダルまで獲得できやはり実力者で、今後の活躍が最も期待できる選手となるでしょう。
最後の鉄棒では、 ドイツのハンビュッヘンが15.766で1位。カッシーナ、コールマン、伸身トカチェフなどの離れ技を含む演技構成はDスコア7.3の高難易度。着地の1歩がありましたがまずまずの演技。2連覇を狙うオランダのゾンダーランドはコバチで落下があり、優勝争いから脱落。その後、他の選手が次々と大技を見せるものの、着地まで美しく決めるのは難しく、2位のダニエル・リーヴァ(米国)で、15.500でした。
個人総合の鉄棒で見せてくれた内村さんの15.800の演技、いかに完璧であったかが分かると思います。

体操競技すべての種目が終了しました。日本の5人の選手たち、お疲れ様でした。なかなか調子を出せなかったところもありましたが、結果としては最大の目標である団体金をいい形で取れて、これ以上ない大満足です。団体での戦い、個人総合での内村さんの圧倒的なすごさ。皆さんの今回の演技が世界中に体操のすばらしさを見せてくれたと思います。日本の体操ファンも増えたことと思います。
本当にお疲れ様でした。 

リオ五輪5 種目別跳馬で白井選手が銅!

リオ五輪5

男子体操、種目別跳馬の決勝で白井さんが銅メダルを獲得しました。この種目では1984年のロス大会以来32年ぶりのメダルです。おめでとうございます!

種目別跳馬は2本違った跳躍を跳び、その平均点で競われますが、白井さんは1本目伸身ユルチェンコの3回半ひねりという新技を行い、しっかりと決めました。着地が前へと大きく一歩出てしまいましたが、ラインオーバーは無くまずまずの出来。新技として認定されることでしょう。得点は15.833と非常に高く、全選手の中でもっとも高得点でした。2本目はドリックス。僅かに着地が動きましたが余裕の空中姿勢で、15.066。2本とも前向きで止めるのが難しい着地ですが、見事にまとめ決定点15.499。
次に演技した、スペシャリストのドラグレスクと同点となりましたが、白井さんの方が最高点が高いことから上に立ちました。
1位はリ・セガン(北朝鮮:15.691)、2位はデニス(ロシア:15.516)と非常に高い点での争いとなりました。

種目別決勝となると、みな跳馬のスペシャリスト。Dスコアが6.4とか、7.0とか今まで見たことのないような驚異的な技を行ってきて、ことごとく決めています。本当にハイレベルでの試合の中で、白井さんも新技を決め、銅メダルを手にしたことは立派です。本当によくやってくれました。 
白井さんも2本目にもうすこしDスコアの高い技をもってこれれば、金・銀を狙える位置にいます。Eスコアについては、非常に高い評価を受けているので、次は床とともにもっと高い所を狙ってくださいね。
ちなみに1位の北朝鮮の リ・セガン選手は、北朝鮮としては1992年以来の男子金メダルだそうです。素晴らしい跳躍でした。

リオ五輪4 種目別床 白井4位、内村5位。

リオ五輪4

体操競技、種目別決勝の初日。床の結果が出ました。白井さんが4位、内村さんが5位。二人とも、着地でミスが出てしまい、点数を伸ばすことができませんでした。
優勝は、 イギリスのウイットロックで15.633、2位、3位はブラジルの選手が入り、白井さんが15.366で4位、内村さんが15.241で5位した。

内村さんは個人総合で痛めた腰の調子が悪い中、 出場し良くここまで演じ切ってくれたと思います。団体総合や個人総合での素晴らしい試合をオリンピックの舞台で見せてもらって、世界中に体操競技の素晴らしさを知らしめてくれたと思います。すべての出場種目終了お疲れ様でした。
白井さんは団体の床では16.166という高得点を出しました。Dスコアは他選手を圧倒する7.6もあるものの、今回の決勝では、残念ながら着地の乱れがあり、 Eスコアが伸びず7.766でした。いかに本番の演技に最高の調子をもって来るのが難しいか体操競技の難しいところだと思います。残念でしたが、跳馬の決勝も残っているので、頑張って下さい。

リオ五輪3 内村選手個人総合で金!

リオ五輪3 男子体操個人総合

奇跡としか言いようの無い大逆転で、内村さんが個人総合で金をとりました。オリンピック2連覇、本当におめでとうございます。

内村さん、2位となったウクライナのベルニャエフ選手、素晴らしい戦いを見せてくれました。
最終種目鉄棒に入る時点で、トップのベルニャエフ選手と内村さんとの点差は0.901と大きなさがついていました。この時点で、内村さんの金は難しいと思っていた人がほとんどだったのではないでしょうか。しかし、奇跡が起こったのです。5番目の演技順で、登場した内村さんは、失敗が許されないというか、すべての技を完璧にこなし、そのうえに極限までの美しさを出さなくては勝てない状況。
こんな、追い詰められたような状況の中で、演技が開始されました。屈伸のコバチ、アドラー1回ひねりからの伸身のコスミック、予選や団体での失敗を見事に克服し、完璧な演技。しいて言うなら、コバチやカッシーナの離れ技のが若干鉄棒に近かったという印象がありましたが、それでも次の技にきれいに繋げられています。車輪中の姿勢も、離れ技の空中姿勢もほかの選手とは別次元の美しさ。そしてフィニッシュの伸身新月面。この着地ですべてが決まる瞬間。マットに降り立った内村さんは、吸い付くような神がかった着地。会場中がわく中ででた得点は、15.800と種目別でも金を取れるような高得点。内村さんの美しい鉄棒を、審判が正当にジャッジしてくれた結果だと思います。
これを追いかける形で、最終演技を行うベルニャエフ選手は大きなプレッシャーだったと思います。彼の演技は大きなミスはなかったものの、やはり姿勢の美しさは内村さんに比べると違いがあります。これがどの程度の点数の差として現れるかです。 そして出た点数は、14.800。内村さんが僅か0.099の差で金を獲得した瞬間でした。

ほとんど、諦めていた金だけに奇跡の大逆転に感激しました。二人とも、まったくミスのない演技で戦いぬいて、実力を出し切ってでの付いた順位。点差の通り、ほとんど差の無い実力だったと思います。一番感動したのは、追い詰められた状況でこれ以上ないくらいの素晴らしい演技をした内村さんの鉄棒。この精神力には感服です。本当に最後までひやひやドキドキでしたが、予選から18種目も演技した内村さん、お疲れ様でした。本当に素晴らしい演技を見せてくれました。おめでとうございます。

種目別の床は、気楽にできると思いますので、それまでゆっくりと休んで下さい。
 

リオ五輪2 男子体操悲願の金!

リオ五輪2 

おめでとうございます! 内村さんをはじめ日本の選手みんなが欲しかった、団体の金。悲願の金を取ることができました。ロシア・中国との息の詰まるような攻防を経て、2位ロシアに 2.6もの差を付けて3大会ぶり、7度目の金メダルと取りました。

第1ローテーション
日本はあん馬で、第1演技者の内村さんは、 落ち味の美しい旋回でうまくまとめ、15.100のまずまずのスタート。しかし、次の山室さんがマジャール移動で落下し、その後はうまくまとめ何とか13.900。加藤さんも無難にまとめ、失敗の影響を最小限にとどめ、チーム得点43.757。しかし、同じローテーションのロシアは高得点をそろえ、45.299と1.5もの差をつけられてしまいました。

第2ローテーション
日本は吊り輪。演技を行った、田中さん、内村さん、山室さん、みな大きなミスもなく演技を行いましたが、苦手種目だけに点数は伸びず、一人も15点を出せず、チーム得点は44.599。ロシアは45.432と差を広げられてしまいます。日本の第2ローテーション終了後の順位は、ロシア、ドイツ、イギリス、ブラジルに次ぐ5位。

第3ローテーション
日本は跳馬。加藤さんのロペス、内村さんのリシャオペン、白井さんのシライ・キムヒフンみな良い出来で、15点を上回る得点を揃えました。チーム得点46.199で、この種目全体で1位でした。ロシアも46.033で点数を伸ばしましアたが、日本には及ばず。跳馬の高得点で、日本は第3ローテーション終了時点で、2位まで上がってきました。

第4ローテーション
ここからは、日本の得意種目。平行棒では、予選で失敗があった田中さんが見違えるような素晴らしい演技。鬼門のヤマムロを見事に決め、着地では十分体を開いた姿勢で、微動だにしない完璧さ。15.900の高得点。 加藤さんも、いい動きで着地まで完璧に止め、15.500。内村さんは、棒下ひねりからの倒立が不十分な形になったもののその後はたてなおし、無難にまとめ、15.366。チーム得点は、46.766。ロシアは45.033。この時点で、1位ロシアとの差は1.3に縮まる。

第5ローテーション
 日本は鉄棒。予選ではミスが続いた鬼門となる種目。第1演技者の加藤さんは、予選でミスのあったアドラー1回ひねりもうまく成功させ、着地もピタリと止め、15.066と15点台に乗せる。続く内村さんは、予選で落下した屈伸のコバチも決め、カッシーナ、コールマンなどの離れ技も決めたものの、アドラー1回ひねりで逆スイングのミスが出てしまい、ひやひやしましたが、得点としては15.166と高得点となりました。最終演技の田中さんも予選とは見違えるような演技をして、15.166の得点で、日本選手すべて15点台の得点を取り、チーム得点45.398と全体1位の好成績でした。ロシアは、3人とも14点台の得点で、この時点で日本はロシアを抜き、0.2差でトップに立ちました。3位の中国とは2.54の差があります。

第6ローテーション
最終種目は床。6種目のうちで最も体力を使う種目。6種目全種目出ずっぱりの内村さんにとっては、最後床は、体力をどう温存させて演技をやりきるかが重要なポイントとなってきます。
第1演技は、白井さん。世界選手権で種目別金をとっているスペシャリスト。予選では器具に弾かれるミスがあり点数伸びませんでしたが、見事に修正して来て、チャンピオンの本領を発揮。16.133のただ一人16点を超える超高得点。続く加藤さんも非常良くまとめ、各着地も動きが少なく、15.466の高得点。最終の内村さんは、演技開始が少し待たされ、体が冷えてしまったのではと心配しましたが、良い動きでしっかりとまとめ、最後のフィニッシュでは着地が動いたものの、15.600の高得点。チーム得点は47.199と他を大きく突き放しました。この時点で、まだ演技を終えていないロシアとの差は、46.531あり、ロシア選手は平均で15.5の演技をしなければ逆転できない状況。中国の最終種目は鉄棒で、同じく点差は47.938。平均16点を出さなければ逆転が無い状況。ロシアと中国の演技を待つわけでしたが、一人ひとりの演技が終えていくにつて、逆転の可能性がどんどん低くなっていき、優勝の瞬間が近づいてくるという、あまり無い勝ち方でした。

終わってみれば、ロシア、中国に大差をつけての勝利でした。五輪前は、予選1位で通過し、接戦の末最後の鉄棒で優勝を決めるというシナリオを描いていました。しかし、あん馬から入り、床で終わるという精神的にはかなりきついローテーションになりましたが、後半に得意種目が並ぶ演技順も、徐々に調子に乗って気分を高められてくるという効果が日本チームにはありました。白井さんの床での超高得点もあって、先に演技を終えた日本は、余裕をもって、ロシア・中国の演技が終わるのを待つことができました。今までにない試合の展開でしたが、このようなのも良いなと思いました。

今回の決勝では、2種目に出場した白井さんのパフォーマンス。田中さんの見違えるような復活。加藤さんの安定性。そして、エースとしてチームを引っ張り金へと導いた内村さんの圧倒的な強さ。みなこの日のために、この4年間積み上げてきたものを良く、ここぞという瞬間に出してくれました。本当におめでとうございます。

次は個人総合です。今回の団体決勝、内村さんの得点合計は、91.598で予選よりも1点以上上げてきてます。五輪連覇は間違いないと思います。頑張って下さい。

 
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