
写真は今朝5時56分の北西の空です。昨晩降った雨で木々が湿っているためか、森から霧が立ちのぼっています。風は弱く、気温19.5℃、気圧(標高160m)998.6hPaです。
梅雨前線が日本海から北海道へのびています。また、高気圧が日本の東にあって本州付近へ張り出しています。現在仙台は曇っています。
今日30日は、高気圧に覆われ晴れや曇りですが、午後は大気の状態が不安定となるため雨や雷雨となるところがあります。最高気温は30℃の予想です。

図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
①梅雨前線が黄海から日本海を通って北日本へのびています。
②華中から華南にかけて上空の気圧の谷がありほとんど停滞しています。
③日本の東に太平洋高気圧があり東日本に張り出しています。
④沖縄の南には台風7号があって発達しながら西北西に進んでいます。
①の梅雨前線に向かって東シナ海から〜345Kの高い相当温位の空気が入り、②の上空の気圧の谷の東側にあたる西日本を中心に大気の状況が非常に不安定となっており、時間70ミリ程度の非常に激しく降っているところがあります。前線の南東側には雲が広がっているため、日本列島曇りの所が多くなっています。
今日30日は、西日本を中心に大気の不安定な状態が続き、西日本・東日本で激しい雨となる恐れがあります。また、北日本でも午後は対流雲が発達し、雷を伴って局地的に激しく降るところがあると見られています。
今日の宮城県地方は、高気圧に覆われて晴れや曇りとなりますが、昨日に続き午後からは大気の状態が不安定となるため、局地的に雷を伴い激しく降る所があるでしょう。気温も上がり、県内各地27〜32℃と真夏日が予想されているところが多くなっています。
昨日は関東甲信地方での梅雨明けが発表されました。関東甲信地方が6月に梅雨明けとなるなは初めてのことだそうです。平年にくらべ22日も早く、昨年よりも7日早い梅雨明けです。梅雨の期間も23日とこれも短さでタイ記録です。
この要因の一つが、太平洋高気圧の勢力が拡大で、これに加えヨーロッパから中国大陸を伝わってきた特殊な大気の波「シルクロード・パターン」という100年に一度のとても珍しい現象が加わった結果、梅雨前線を北におし上げたためと言われています。