高台からの観天望気

仙台の気象予報士yaviのブログ。天気の話しを中心にお伝えします。

March 2016

穏やかな3月最後の日

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写真は今朝6時07分の北西の空です。空気中に水蒸気が多いため泉ヶ岳は霞んで見えますが、今日は穏やかに晴れています。風は無く、気温5.8℃、気圧(標高160m)999hPaです。

 高気圧が朝鮮半島付近にあって東へと移動しています。現在仙台は晴れています。
今日31日は、高気圧に覆われ晴れる予想です。最高気温は昨日と同じ17℃の予想です。

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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
昨夜東北地方に雨を降らせた低気圧は日本の東へと抜け、本州付近にはこの低気圧の後面の乾燥空気が入り込み、東日本・南東北では晴れの区域が多くなっています。下層の寒気が流入している北海道や東北北部では弱い降水があるところも。
今日の仙台は、朝鮮半島付近の高気圧の影響下にあり、今日は穏やかに晴れる一日となるでしょう。

昨日30日は、寒冷前線の通過に伴い、仙台では夕方から22時ぐらいまでの短い時間でしたが雨となりました。
下図は 20時の時点での各観測データを示したものです。
16時くらいから降ったり止んだりしていましたが、アメダスの雨量計で降水が観測されたのは20時の0.5㎜のみで、にわか雨でした。
2016年3月30日 20時のデータ
②、③を見てみると、地上の寒冷前線に相当する幅数百キロメートルの降水域が南西-北東方向に東北地方にかかっています。その上空には、④の衛星画像で雨雲があるのが分かると思います。
この低気圧も東へと抜け、衛星画像でみられる朝鮮半島~日本海の晴れ域に覆われるため、3月最後の日となる今日、宮城県地方は良い天気となるでしょう。

 

日の出

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写真は今朝5時40分の東の空です。日の出の位置も北寄りになってきて、北に面する高台測候所の窓からも日の出が見えるようになってきました。風は無く、気温6.2℃、気圧(標高160m)1003hPaです。

日本海に低気圧があって、東北東へ進んでいます。現在仙台は雲が多いながら晴れています。
今日30日は、晴れとなりますが、寒冷前線が通過するため夜のはじめごろ雨となる予想です。最高気温は17℃と昨日よりも3℃高い予想です。

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図は今朝9時の予想天気図です。(気象庁のHPより)
日本海北部には低気圧があり、北東へと進んでいます。この低気圧から伸びる寒冷前線が今日の夜の初めごろ東北地方を通過します。このため、長い時間とはなりませんが雨となるでしょう。
この低気圧は上空に寒気を伴った寒冷渦があるため、大気の状態が不安定となり、雷や突風などを伴う可能性があります。

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図は今日18時の大気の安定度を示すSSI指数の図です。(Weather ReportのHPより)
東北地方全体にSSIが負の領域があり、大気の状態が不安定であることを示しています。特に宮城県地方はオレンジ色の-3~-6の低い値となっており、雷や突風が発生する確率が高くなると見られています。ちょうど夕方の帰りの時間と重なりますので、朝は晴れていても傘を持って行かれた方がよいでしょう。

昨日は、雲が広がってくると予想したのですが、夕方帰るころとても良い天気で見事にはずれました。
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図は推計気象分布の昨日18時の天気を示したものです。(気象庁のHPより)
ちょうど南東北に雲の切れ間があり、良い天気となっていたものと思われます。



 

ウグイス鳴く快晴の空

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写真は今朝6時34分の北西の空です。今日も快晴の空で、ウグイスが上手に鳴いています。風は無く、気温は2.4℃、気圧(標高160m)1005hPaです。

高気圧が日本の南にあり本州を覆っています。現在仙台は快晴となってます。
今日29日は、高気圧に覆われ晴れますが、気圧の谷が日本海へ進むため夕方から 次第に雲が広がってくる予想です。最高気温は15℃の予想です。

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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
昨日関東地方に激しい気象現象をもたらした上空の寒気も弱まりながら関東の東へと抜けました。現在、東シナ海に中心をもつ高気圧に日本列島は覆われており、全国的に晴れ優勢の良い天気となっています。渤海付近には低気圧があり、東へと進んでいます。この低気圧が日本へとつかづいてくる影響で、宮城県地方でも夕方から次第に雲が広がってくるでしょう。
この低気圧は発達しながらサハリン付近を通過すると見られており、低気圧から伸びる寒冷前線が明日の夜東北地方を通過します。このため、仙台でも夜に一時的に雨となる予想となっています。

昨日は上空の寒気の影響で、関東地方では雷や降雹などの激しい天気となりました。
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写真は、昨日夕方16:45のひまわり可視画像です。
宮城県地方には雲は無く快晴でしたが、関東・甲信越では大気の状態が不安定であり、多くの対流雲があるのが見えます。夕方の斜めからの光で陰影が強調されてますが、特に佐野から宇都宮にかけて背の高い対流雲があり、 宇都宮の気象台では直径7㎜の雹が観測されたということです。

穏やかな晴れ空

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写真は今朝6時34分の北西の空です。快晴の空に泉ヶ岳がきれいに見えてます。もうほとんど雪は溶けてしまっています。風が少しあり、気温3.4℃、気圧(標高160m)1001hPaです。

東北地方は高気圧に覆われています。また、サハリン付近には低気圧があって東に進んでいます。現在仙台は晴れています。
今日28日は、高気圧に覆われるため晴れる予想です。最高気温は15℃と、昨日よりも2℃ほど高い予想です。

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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
サハリン付近の低気圧、関東の東の低気圧の間で東北地方は高気圧に覆われています。このため、今日は良く晴れ、日差したっぷりで暖かい一日となるでしょう。
今日の実況天気図は、アジア太平洋域の広い範囲のものを載せています。というのは、カムチャッカの東からアリューシャン諸島にかけて非常に大きく発達した低気圧があり、衛星画像では巨大な渦として見えているのです。

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図は今朝5:40のひまわりの可視画像です。
低気圧による渦の大きさが分かってもらえると思いますが、日本列島をすっぽりと覆っても余りあるくらいの規模で、前線に伴う雲域がはっきりと見え、その端はハワイ諸島にまで達するのではないかと思うくらいです。
ハワイからアリューシャンまでとは、なんと大きな低気圧でしょう。海上強風警報[GW]が出されているので、中心付近ではかなり強い風が吹いているのでしょう。

さて、地上の天気図ではわからないのですが、西日本上空には強い寒気があります。これが、東に移動しておりこれから夜にかけて東日本(特に関東の南部)では大気の状態が非常に不安定となります。地上では15℃くらいまで気温が上がり、上空500hPaでは⁻25℃の寒気があるので、温度差は40℃にもなります。このため、関東では雷雨や竜巻などの激しい気象現象が予想されますので、関東へと出かける予定の方はご注意下さい。
下の図は、今朝9時の大気の安定度を示すSSIという指標の予想です。ssi_japan_600_2
黄色がSSI=-3~0オレンジの部分はSSI=-6~-3です。
関東から東海にかけての太平洋側でSSI指数の低い所があり、大気の状態が非常に不安定となることが予想されています。
 

キジが鳴く穏やかな空

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写真は今朝6時45分の北の空です。キジの鳴き声が聞こえる中、穏やかに晴れています。風は無く、気温2.5℃、気圧(標高160m)1002hPaです。

東北地方は高気圧に覆われています。また、低気圧が関東の南東にあって北東に進んでいます。現在仙台は晴れています。
今日27日は、高気圧に覆われて晴れますが、午後は気圧の谷により雲が広がる予想です。最高気温は、11℃の予想です。

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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
現在、宮城県地方は日本の東にある高気圧に覆われており晴れていますが、次第に大陸との高気圧の間の気圧の谷となってきます。
午後にはこの気圧の谷の影響と、関東の南にある低気圧により南東からの湿った空気が入ってくることから雲が広がってくる見込みです。
この地上の天気図には現れていませんが、朝鮮半島の上空には寒冷渦があり、500hPaで-30℃以下の強い寒気が入ってきています。このため、西日本を中心に大気の状態が不安定となっており、雷を伴った激しい雨が降るところが予想されています。

今週の天気を見ていきたいと思います。
FEFE19週間予報 色染20160327
図は、FEFE19週間解説予想図です。(気象庁のHPより)
降水予想域を青で染めています。

28日(月); 高気圧に覆われて晴れますが、気圧の谷の影響で午後は雲が広がる時間帯もあるでしょう。

29日(火); 高気圧の勢力圏内にあり概ね晴れますが、中国東北区には低気圧があり北日本へと接近してくるため、その影響により天気は下り坂となり時々曇りとなるでしょう。

30日(水); 低気圧より伸びる前線が東北地方を通過すると見られており、概ね晴れですが、曇りや、夜遅くには雨がぱらつくでしょう。

31日(木); 低気圧は千島沖へと抜け、高気圧に覆われ晴優勢となるでしょう。

1日(金); 本州の南には低圧部があり、降水域を伴っています。東北地方は高気圧に覆われているため、まだ大きな天気の崩れは無いでしょう。

2日(土); 中国東北区には上空に寒冷渦を伴う低気圧があり、日本へと接近してきます。低気圧の南東にあたる北日本では、前日の関東付近の低圧部と合わさり、かなり激しい降水があると予想されます。このこう水域が宮城県地方でも夜遅くごろかかってくるため、強い雨となる可能性があります。現在、4/2の信頼度はCなので今後変わる可能性もありますが、週末は天気が崩れそうです。

気温の予想は、
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図は24日に発表された、仙台の気温の実況と予測です。26日からの一週間は気温は平年よりも高めで推移しており、今週は29日以降、15~16℃の最高気温が予想されており、四月中旬並みの暖かさとなる予想です。


25日の日経新聞夕刊によると、第1管区海上保安本部の航空機が北海道・知床の北約30キロのオホーツク海で直径30キロにわたる巨大な流氷の渦模様を観測したそうです。
直径30キロもあれば、気象衛星からも確認できるはずと思い、ひまわりの可視画像をみてみました。そしたら、ありました。渦が。
流氷の渦
図は、ひまわり可視画像です。一番見やすかった3/14の12:22:30のものです。
知床半島の北のオホーツク海に、雲間から大きな渦があるのが分かると思います。動画でみると、雲は速い速度で東へと移動いているのに対し、流氷はほとんど動きは無く、長い時間かけて渦を巻いていく様子が見られます。直径が30キロともなると、鳴門の渦潮のような早い渦ではなく、ゆっくりとそれこそ数日かかって一周するような速度なのですね。機会あれば動画で見て下さい。この日以外にも、何回か見られます。





 
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