高台からの観天望気

仙台の気象予報士yaviのブログ。天気の話しを中心にお伝えします。

September 2015

一週間ぶりの雨

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写真は、今朝5時53分の北西の空です。弱い雨が降っており、雲が掛かっているため遠くの山は見えません。近くの山にも低い雲が掛かっているのが見えます。風はなく、気温は16.8℃、気圧(標高160m)993hPaです。

日本の南海上に前線があり東へ進んでいます。また、気圧の谷が日本海から東北地方へと伸びています。この影響で、仙台は雨となっています。 18日以来の雨です。今日は止み間はあるものの、一日雨で、夕方からは少し雨脚が強くなる予想です。最高気温は19℃の予想です。
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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁HPより)

前線に向かって南からの湿った空気が流れ込んでいる影響で、23日夜からの雨は、高知県や三重県で500mmを超える雨量を観測した所もあります。この地方では、地盤が緩んでおり土砂災害の危険性が高まっているところもあるので、気象台や自治体からの情報に注意して下さい。
 

雲広がる朝

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写真は今朝5時49分の北の空です。雲に覆われており、遠くの山が霞んで見えます。風は無く、気温は17℃、気圧(標高160m)998hPaです。

高気圧が本州付近を覆っています。この高気圧が東寄りの湿った風をもたらすため、雲が広がりやすく、今日の仙台は、晴れ間がのぞくことがあるものの、雲の多い一日となる予想です。日差しが少ないため、気温は昨日ほど上がらず23℃の最高気温の予想です。
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図は、今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)

昨日までのシルバーウィークはとてもよい天気となりました。9月も終盤となりましたので、9月の仙台の天気の様子をまとめました。
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図は、2015年9月の仙台の、日最高気温(赤の■)、日最低気温(青の▲)、とそれぞれの平年値(赤、青の実線)、日降水量(緑の棒グラフ)です。
5日までは、秋雨前線の影響で弱い雨や曇りの日が続き、すっきりとしない天気でした。そして、11日までは秋雨前線と台風17号、18号の影響で雨が続き、10日・11日と災害をもたらした豪雨となりました。その後、天気は持ち直すものの、前線や低気圧の影響で17~18日は少しまとまった雨となりました。
そして、シルバーウィークの19~昨日23日までは高気圧に覆われる日が多く、カラッとした秋らしい晴れ空となり、絶好の行楽日和になりました。この期間は平年よりも最高気温が高めで推移していることからも分かると思います。
最低気温は、順調に下がってきてまして、もう15℃を切るくらいとなってきました。この一ヶ月で5℃以上低くなってますので、体調管理にお気をつけ下さい。

さて、昨日は上層雲が広がっており、太陽が出ていたもののぼーっと見えていたと思います。夜はおぼろ月でした。よーく見ると、月に暈が見えていました。あまりうまく撮れませんでしたが、そのシーンを一枚。写真は、昨夜20時28分の空です。月の回りにうっすらと暈があるのが分かると思います。月の左側の3本の縦線は、飛行機の軌跡です。画面下の方には夏の星座、射手座の南斗六星が見えます。これから秋へと季節は変わり、秋から冬の星座が見えてきます。27日は十五夜です。お月見をしましょう。(今の所、27日は曇/雨の予想ですが、信頼度Cなので、今後変わる可能性があります)
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曇り空

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写真は今朝5時34分の北の空です。一部青空が覗いているものの、雲が広がっています。風は無く、気温は18.9℃、気圧(標高160m)992hPaです。

気圧の谷が東北地方を通過しており、また日本海には高気圧があり東へとゆっくり進んでいます。このため朝のうちは雲が広がっていますが、昼前からは高気圧に覆われてくるため、晴れとなる予想です。最高気温は26℃の予想です。

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 [午前3時の実況天気図、気象庁HPより]

霧と青空

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写真は、今朝5時46分の北の空です。上空は青空が見えてますが、地上には霧が出ています。太陽が顔を出しているので、地上には陽があたって少しオレンジっぽく見える所もあります。彩り豊かな景色です。
 風は無く、気温は18.9℃、気圧(標高160m)990hPaです。

上空に寒気を伴った低気圧が日本海にあり、ゆっくり東に進んでいます。三陸沖から関東の沖に掛けて前線が伸びています。昨日の夜から今朝に掛けて雨を降らせた前線に伴う雨雲は三陸沖へと抜けたため、今朝の仙台は雲は多めですが晴れています。この後も、雲が広がることもありますが、概ね晴れの天気となる予想です。最高気温は27℃と、日差しがあるため高くなる予想ですが、西風のためカラッとしており、爽やかで過ごしやすいと思います。
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 図は、今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)

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上は、今朝6時00分の衛星赤外画像です。太平洋に台風の雲が見えています。現在台風20号は父島の東70kmにあり、北北東に進んでいます。中心気圧は950hPaで、中心付近の最大風速は40m/sで強い勢力を保っています。この後、進路を北東よりに変えながら進んできます。21日から22日には日本の東に達し、日本列島に近づきます。本州からはかなり離れた所を通る予想なので、台風の雲域が掛かることはないと考えられますが、風が強まる可能性があり海上では高波や強風に注意が必要です。今後の状況については、最新の情報で確認してください。

さて、今日からシルバーウィークで5連休と方もいらっしゃると思います。明日以降の天気についてですが、高気圧に覆われる日が多いため概ね良い天気となるでしょう。気象庁発表の週間天気予報(宮城県版)を以下に示します。
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大雨・洪水・津波注意報発表中

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写真は、今朝5時48分の北の空です。低い雲が掛かっており、雨が降っています。少し強めの風があり、気温は15.5℃、気圧(標高160m)995hPaです。

低気圧が日本海にあり、北へ進んでいます。前線が本州の南岸から三陸沖に伸びています。これらの影響で、仙台は雨が降っており、今日の午前中まで降り続く予想です。最高気温は、23℃の予想です。
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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁HPより)

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図は、今朝5時50分の雨雲レーダーの画像ですが、線状の降水域が牡鹿半島付近に掛かっており、激しい雨を降らせています。東松島市、石巻市、女川町、気仙沼市、南三陸町には大雨・洪水警報が出されています。今後も強い雨が続く恐れがありますので、河川の増水、土砂災害などに注意して下さい。

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図は、昨日から今朝に掛けての仙台のアメダスのデータです(APLAminiで描画)。仙台でも昨日昼過ぎからまとまった雨となっています。この後も昼前まで降り続く予想で、仙台東部、西部とも大雨・洪水・強風・雷注意報が出されています。先週の豪雨の影響もまだ残っており、土砂災害の危険性も高まっています。十分に警戒してください。

昨日の朝8時頃、南米チリの沖合で発生したマグニチュード8.3の巨大地震により、津波が発生しています。チリの沿岸で4.5m、1万km離れたハワイでも90cmの津波を観測しています。これが、この後日本へ到達する予想で、今朝3時に津波注意報が日本の太平洋沿岸に発表されました。
津波到達は、5:30~8:00に掛けて第一波が到着する予想です。最大で1mほどですが、津波の威力はたとえ1m以下の高さであっても強い力でものを押し流す力を持っています。満潮の時間とも重なることから、海岸に近づくことは危険ですので、注意報が解除されるまで避けてください。
以下に気象庁HPより、津波注意報の情報を転載します。
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