写真は今朝5時21分の北西の空です。空は幾層もの雲に覆われ、地上付近には霧の出ているところもあります。近くからはホトトギスの鳴き声が聞こえてきています。風は弱く、気温 15.8 ℃、気圧（標高160m）995.0 hPaです。
前線が華中から日本海を通って東北地方南部へのびています。現在仙台は曇りとなっています。
今日２９日は、気圧の谷や前線の影響によりくもりで、昼前まで雨の降るところがあるでしょう。仙台市の最高気温は、２２℃の予想です。
図は今朝3時の実況天気図です。（気象庁のHPより）
①前線が華中から朝鮮半島を通り日本の東へのびています。
②サハリン付近には寒冷渦があり、対応する地上低気圧が前線を伴いオホーツク海を北東進しています。
③アリューシャンの南に中心を持つ高気圧があり、東へ移動しています。
④フィリッピンの東には大型で非常に強い台風２号があり、北西へ移動しています。
日本付近は、①の前線や、②の低気圧と前線などによる影響で、雲が多く、現在、北海道や九州の一部では晴れているところがあるものの、東北南部～東日本、西日本の日本海側では雨が降っています。また、南西諸島では、台風の影響でうねりを伴って波が高くなっていて、沖縄地方ではしけているところがあります。うねりは西日本や東日本の太平洋側にも到達しています。
今日２９日は、①の前線は明日にかけて、本州付近をゆっくりと南下する見込みです。このため、東北南部から九州で広く雨が降るでしょう。前線に向かって③の高気圧の縁辺を回る下層の暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となるため、東日本～西日本では活発な雨雲がかかり、局所的に雷を伴い、激しい雨が降り、大雨となるところがあるでしょう。土砂災害や河川の増水、低地での浸水に注意・警戒して下さい。
図は今朝３時時点での台風２号の進路予想図です。（気象庁のHPより）
大型で非常に強い勢力の台風２号は、フィリッピンの東にあり、中心気圧950hPa, 中心付近の最大風速４５m/s, で中心の東側２２０キロ、西側１５０キロの暴風域を伴い、北西へ進んでいます。今後台風は進路を北向きに変え、３１日には沖縄地方へ最接近し、西日本へと接近していくと見られています。南西諸島では、次第に風が強まり、大しけとなるところもある見込みです。沖縄地方では明日にかけて高波、強風に警戒・注意し、九州・奄美地方では高波に注意してください。台風は速度を落として南西諸島を通過するため、南西諸島では暴風や大雨がながく続くおそれがあります。最新の台風情報に注意してください。
今日の宮城県地方は、雨が降りますが、夕方には止んでくるところが多いでしょう。最高気温は県内各地、１９～２２℃の予想です。
