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写真は今朝6時21分の北西の空です。空は厚い雲に覆われて、大粒の雨が落ちてきています。風が少し強く、気温13.1℃、気圧(標高160m)999.7hPaです。

台風12号から変わった低気圧が関東の東を北上しています。現在仙台は雨が降っています。
今日25日は、低気圧の影響により雨で、昼過ぎからは激しく降るところがあるでしょう。

20092503
図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)

①東シナ海には寒気を伴う上空の気圧の谷があり東進しています。対応した地上低気圧が四国の南にあり東北東進しています。
②関東の南東海上に台風12号から変わった温帯低気圧があり北上しています。
③オホーツク海に中心を持つ高気圧があり、ゆっくり南東に移動しています。

①の低気圧や、②の低気圧には下層の暖湿気が流入し、現在、四国や近畿、北陸、関東、東北では雨が強く、雷を伴い激しく降っているところがあります。

今日25日は、①の低気圧が本州の南岸を進み、下層の暖湿気が流入するため、対流雲が発達し、西日本、東日本では雨となり、太平洋側では雷を伴い激しく降るところがあるでしょう。総雨量も多くなるので、土砂災害、低地での浸水、河川の増水に注意が必要です。また、②の台風から変わった温帯低気圧は、発達しながら三陸沖を北上します。北日本の太平洋側を中心に明日にかけて、低気圧に流入する暖湿気と、③の高気圧からの湿った空気の流入も加わり雨量が多くなるところがあるでしょう。今朝発表の気象情報によると、明日の朝6時までの24時間に降る雨量は、
 東北地方       150ミリ
 近畿地方       120ミリ
 北海道地方、四国地方  80ミリ
で、その後の24時間で北海道では100~150ミリの雨が予想されています。

また、③の低気圧と③の高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり、明日にかけて北日本の太平洋側では風が強まる予想です。暴風や高波に注意警戒してください。

今日の宮城県地方は、低気圧の影響により雨で昼過ぎから激しく降るところがあるでしょう。最高気温は県内各地、17~18℃の予想です。