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写真は今朝6時08分の北西の空です。遠くにはかすかに青空が見えているものの、空には雲が広がっています。泉ヶ岳山頂付近に小さな黒い雲があるのが印象的です。風は弱く、気温12.0℃、気圧(標高160m)999.2hPaです。

 高気圧が中国東北区にあり本州付近に張り出しています。また、気圧の谷が東北地方を通過しています。現在仙台は曇っています。
今日20日は、気圧の谷や湿った空気の影響により、曇りや晴れとなるでしょう。仙台市の最高気温は、25℃の予想です。

19092003
図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)

①沖縄の南には台風17号があり、西へ進んでいます。
②日本のはるか東から沖縄にかけて前線がのび停滞しています。
➂中国東北区には高気圧があり東進しています。
➃サハリン付近には寒冷渦があり東進しています。対応する地上低気圧がオホーツク海にあり東進しています。

台風17号により下層の暖湿気が流入する南西諸島では、雷を伴った激しい雨が解析されています。②の前線付近でも対流雲が発達し、発雷を検知しています。気圧の谷や上空の寒気の影響で北海道の北部では雨となっているところがあります。西日本、東日本では➂の高気圧により晴れているところが多くなっています。

今日20日は、南西諸島や九州南部では②の前線や、①の台風からの湿った空気の影響で雨となり、雷を伴って激しく降るところがあるでしょう。台風の影響により風も強まり、海は大しけとなる予想です。雨の範囲は台風の北上にともない、次第にそのほかの西日本へと広がってきます。東日本や北日本では、③の高気圧に覆われるため晴れのところが多くなるでしょう。
大型の台風17号は現在、宮古島の南東約300kmにあり、中心付近の気圧990hPaで、中心付近の最大風速20m/s、最大瞬間風速30m/sで、半径650kmの強風域を伴い、西へ10km/hの速度で進んでいます。
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図は今朝3時時点での進路予想図です。(気象庁のHPより)

台風は今後勢力を強めながら北に進み、明日21は先島諸島へ、明後日22日は東シナ海へと抜け、その後進路を東よりに変え、23日は対馬海峡を進み、日本海へ進み、24日には北海道へと接近する予想となっています。この間、勢力を強め22日からは暴風域を伴う予想となっています。
台風の北上に伴い、西日本では22日ごろを中心に暴風や大しけとなるおそれがあり、23日から24日ごろにかけて北日本や北陸地方でも暴風や大しけのおそれがあります。23日は関東地方でも強い風の吹くおそれがあり、今週末の3連休は、広い範囲で台風の影響を受け荒れた天気が予想されています。行楽やイベントを予定されている方も多いと思いますが、最新の気象情報に注意するようにし、無理な行動は避け、安全を確保する配慮をお願いします。

今日の宮城県地方は、雲の多い天気となりますが、晴れ間もあり、過ごしやすい日となるでしょう。最高気温は県内各地、21~25℃の予想です。