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写真は今朝5時51分の北西の空です。上層の薄雲が広がっています。東の方の雲が太陽を隠し、日差しがありません。風は弱く、気温14.1℃、気圧(標高160m)992.1hPaです。

北日本の上空には寒気が入り大気の状態が非常に不安定となっています。また、低気圧が日本海にあり東へ進んでいます。現在仙台は曇りとなっています。
今日20日は、晴れや曇りですが、寒気や低気圧の影響で、夕方からは雨や雷雨の所があるでしょう。最高気温は27℃の予想です。

17092003
図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)

中国東北区に寒冷渦があり、上空には寒気が入り、寒冷渦の南東側には下層の暖湿気が流入しています。
華北には高気圧があり南東に進んでいます。
華北から東シナ海、東日本に向かい上層の強風帯があります。

現在、北日本では晴れている所が多いものの、①の低気圧や、それに伴う気圧の谷の影響、また、③の強風帯による中・上層の雲が広がる西日本から東日本では曇りとなっています。
①の寒冷渦の上空には、500hPaで-21℃の寒気をともない、下層には暖湿気が流入しているため寒冷渦の近傍では大気の状態が非常に不安定となります。

09Z20SEP2017
図は今日18時のSSIの予想図です。(Weather-GPVのHPより)

秋田沖に寒冷渦の中心があり、その南東象限にあたる北陸地方から、東北北部にかけて大気の安定度を示すSSI指数が、負の値となっています。特に東北の日本海側では、-3と低くなっており大気の状態が非常に不安定となります。
今朝発表の気象情報では、今日の昼過ぎから、明日の明け方にかけて、北陸・北日本では雷を伴った激しい雨となるとして、落雷・竜巻・突風などの激しい気象現象に注意を呼びかけています。

宮城県地方も、夕方から大気の状態が不安定となることから、ところにより雷雨となる可能性があります。