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写真は今朝6時28分の北の空です。雲に覆われているためまだ空は暗いです。肉眼では写真よりももっと暗く感じます。風は無く、気温3.2℃、気圧(標高160m)986hPaです。

寒冷前線が東北地方を南下しています。また、発達中の低気圧が若狭湾沖を東北東へ進んでいます。現在仙台は弱い雨となっています。今日27日は、低気圧が朝にかけて本州付近を通過し、その後冬型となります。このため、昼過ぎごろまで雨が降りますが、昼過ぎからは晴や曇りとなるでしょう。最高気温は7℃の予想です。

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図は今朝3時の実況天気図です。(気象庁のHPより)
日本付近には二つの低気圧があります。千島近海にある低気圧からは寒冷前線がのび、東北地方を南下中です。また、若狭湾沖にも低気圧があり、急速に発達しながら東北東に進んでいます。これらの低気圧や前線の影響により、今日は全国的に天気が崩れる所が多くなっています。とくに後者の低気圧の寒冷前線に向かって暖かい下層の空気が入ってくるため、前線が通過する西日本や東日本の太平洋側を中心に、大気の状態が不安定になり、雷を伴った激しい雨が27日昼過ぎにかけて予想されています。

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図は今日12時のMSM数値予報による地上気圧・降水・風のデータです。(APLAminiにて)
この時刻には低気圧は三陸沖へと抜けています。低気圧から伸びる前線とそれに伴う強い降水域も太平洋にありますが、前線の北側の雲による降水域が東北地方を覆っており、雨が予想されています。
この後、昼過ぎからは冬型の気圧配置となるため、宮城県地方は天気は回復し曇りや晴れとなる予想です。しかし、等圧線の間隔が狭くなってくるため、昼過ぎからは北寄りの風が強まるでしょう。
今日の夜から強い上空の寒気が日本列島に入って来ます。明日朝には、850hPa(上空約1500m)で-6℃のラインが西日本の太平洋側まで南下してきます。冬型も強まることから、明日の未明には北日本から西日本の日本海側や、近畿や四国、九州などの高い山で降雪が予想されています。
また再び、日本列島は寒波に覆われ寒くなりますので、年末に向け体調を崩さない様お気を付け下さい。