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雲間からの光が後光の様に見える現象、薄明光線と言うそうです。
写真は、オーストラリアのパースでインド洋に沈む夕日からの薄明光線を撮影したものです。厚い雲により太陽の光が遮られ、雲間から漏れた光の散乱光が見えています。

日差しを遮る厚い雲と、光を適度に散乱する量の水蒸気があることが見えるための条件です。

写真では、比較的近いところから遠くの方まで無数の薄明光線が見えます。実際に見た時はその壮大さに感動しました。

次の写真は、会社の帰りに車の中から撮影したものですが、先ほどとは発生要因が少々異なります。
山の向こうに沈んだ夕日が、山の低いところから漏れて来て、雲に下から当たり、反射・散乱して見えているのです。
光が見えているところは、遠くの山の稜線の低いところと一致しています。
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